【FRF'22レポ・インタビュー】ELEPHANT GYM、 ゴリゴリのライブとふんわりMC、2つの魅力で観客はメロメロ

BY Taiwan Beats

2022年7月29日~31日に新潟・苗場スキー場にて開催されたフジロックフェスティバル(FUJI ROCK FESTIVAL、以下「フジロック」、「FRF'22」)、今年は三年ぶりに海外アーティストを迎えた。

過去にもCHTHONIC(閃靈)、 Sunset Rollercoaster(落日飛車)、アンプ(安溥)など数多くの台湾アーティストがステージに上がったフジロック、今年のFRF'22では台湾からFire EX.(滅火器)とエレファントジム(大象體操)を送った。

日本でツアーを開催した事があり、日本のアーティストとコラボした音楽作品の日本盤も出しており、日本のリスナーにもお馴染みだが、2バンドとも今回がフジロック初参戦!

Fire EX.が7月30日に出演したWHITE STAGEは主にラウド系やパンク・ロックのサウンドが響く。当日はHUSKING BEEの磯部正文との「残像モーション」やELLEGARDENの細美武士との「Don’t You Fight」などを披露し、ゲストヴォーカル・BRAHMANとOAUのTOSHI-LOWを迎えて、日本語版の「おやすみ台湾」(晩安台湾)を歌い上げた。

ライブハウスの空間として作られ、多くのインストゥルメンタル・チルアウト・DJサウンドが流れるRED MARQUEEでは、7月31日にエレファントジムを迎えた。ライブ中にはテクニカルとサウンドで会場のリスナーを魅了する一方、MCでは、ベーシスト・KTが日本語のカンペを読みながら携帯をなくしたことを告白したり、お兄さんのギター・Tellの棒読みをつっこんだり、会場には笑い声が絶えない。

TAIWAN BEATSは2週間の特集として、現場の雰囲気をレポートしながら、メンバーたちのライブ後の感想をインタビューし、お届けします!

 

オフィシャルツイッターやメンバー個人のインスタグラムに、新潟へ到着した様子、会場のフードエリアで食事する姿、Hiatus KaiyoteのNai Palmと写真を撮った姿など、続々SNSにて報告していたエレファントジム、今回は初出演で、初めてのフジロック参加だが、すごく満喫しているようだ。

レポーターはNariaki Obukuro、Ye Ye、Corneliusのステージでもメンバーと遭遇したので、リスナーたちも他のステージでエレファントジムのメンバーを見かけたでしょう。

「同時に演者と観客として、フジロックに参加できたことはすごく特別な体験です。この歴史が長い、噂の音楽フェスがなぜ皆の心の一位になれるのか、完璧な会場設備や装飾の綺麗さから、スタッフたちの仕事の姿勢まで、今回の経験を通してよく理由がわかりました。私たちの音楽の仕事に対し、良い影響を受けられたと思っています。」ドラマー・Chia-Chinは今回出演した感想について、感慨深く言った。

「ドラゴンドラに乗らないと見えないDAY DREAMING のステージ以外は全部行きました。Hiatus KaiyoteのヴォーカルNai Palmさんは何年か前に乳がんを患ったが順調に回復したようです。今回本人に会った瞬間に心が痛いです。今回はCornelius、Tom Mischのステージを観て、友人であるWONKとYeYeのステージも観ました。本当に見たステージが多すぎて、数え切れません。」ギター・Tellが会場で会ったミュージシャンについて感想を言った。

音楽ライブを楽しみ、たくさんの友人に会ったエレファントジム、ステージに立ったのが最終日の7月31日の午後、場所はフジロック唯一屋根がステージ・RED MARQUEE。

開演前にはもう既にたくさんのファンがステージ前に待っていた。「Midway」で序幕を開き「Finger」「Witches」と続いて演奏した。マスロック独特なリズム、三人のバランスよい演奏と高度なテクニカル、一気にリスナーの注目を集めた。息を呑む三曲を終えて客席からは盛大な拍手。ここでMCの時間になり、日本語のレッスンを受けているベース・KTから挨拶をし、「初日から興奮しすぎてGreen Stageで携帯をなくしたので、私に連絡したい人はお兄さん(ギター・Tell)まで連絡してください」とエピソードを話した。さっきまで格好いい3人だったが、一気に可愛い度が上がった。続いてTellがカンペを丸見せしながら日本語で曲を紹介したが、KTが「実は意味分からないでしょう」とお兄さんにツッコミした。メンバーの仲の良さを感じで、観客は皆温かくにっこりした。

続いて、「Underwater」を演奏する間に雨が降ってきて、雨、そしてエレファントジムの力強くあたたかい、水のような音楽が会場を包むようだ。続いてゲストヴォーカル・比喩根(chilldspot)がステージに登場し、メンバーの演奏と共に「Moonset」を熱唱。軽く紹介して「Shadow」を歌い始めた。後半のライブは高雄市管楽団をゲストを迎えて、「Spring Rain」、「Wings」、「Ocean」、「Galaxy」などを披露した。

実際にステージに立った感想や日本の観客の応援について、ベース・KTはこう言った「フジロックでライブをすることはすごく緊張しました。ステージ数が多いし、同じ時間に他に色んな素晴らしい出演者がいるので、登場するまで、観客がいるかどうかと心配しました。それでも開演する前に会場が埋められました。フジロックのリスナーたちもすごく反応してくれるし、手拍子や歓声をたくさんいただきました。しかもリズムがどれだけ難しいとしても手拍子がちゃんとできて、本当にレベルが高いリスナーたちです!」

今回のセットリストも特別にフジロックのために準備したそうです。ギター・Tellは説明してくれた「日本のリスナーに人気なFinger、Midway、chilldspotのヴォーカルとコラボしたMoonset 、Shadowなどは日本のために用意したナンバーです。高雄市管楽団とのコラボのきっかけは何年か前に、あるセミナーの後に、高雄市管楽団の団長としゃべる機会がありコンサートのゲスト出演に誘われたから。当時は高雄のクラシカル音楽業界が格好いいと思った!新しいジャンルの音楽とフュージョンしたいという姿勢に感銘した。その後、音楽フェス、アルバム録音など一緒にしてすごく気に入りフジロックに連れて来たいと思って実現しました。」

KTがGreen Stageで携帯をなくした以外に、他のハプニングもあるようです…「KTが初日で興奮しすぎて、携帯をなくしたことは予想通りです。僕はライブの前に、自信満々にローディーに、弦は切れないから交換する準備をしなくてもいいと言ったのに、最後の曲の最後の小節で切れました。ライブに支障がなくてよかったです。Chia-Chinは東京への帰り道で荷物を駐車場に忘れたと気づいて、時間に間に合ってよかったが、一番苦労したのはマネージャーのShoです…」Tellが教えてくれた。

 

 

「お金欲しい、twitterを見てください」とステージの最後にKTが呼び掛けて、客席の爆笑の中、エレファントジムは11月からの日本ツアーについて宣伝した。今回はどんなツアーになるか、Chia-Chinにネタバレしてもらった「11月の日本ツアーの前に、台北で独特の方式でワンマンライブを開催します。本当にまだ言葉にまとめられないですが、すごく格好いい面白いと観客に思わせて、特別な体験をさせるライブを目指します。その内容も日本のツアーに実現したいです。」

フジロックの後に、ひと時も休まず、エレファントジムが韓国へ Incheon Pentaport Rock Festival出演のために向かった。フジロックが終わったこの一週間、レコードショップにエレファントジムに関しての問合せが殺到したそうです。エレファントジムのライブを見たい方、ぜひ11月からの東名阪ツアーを見逃しなく!

写真提供:Takeshi Yao

BY Taiwan Beats
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