「12小時的夢」—— Elephant Gymのリモートワールドツアー

BY Taiwan Beats

今年の5月に3作目のアルバム『Dreams』をリリースしたばかりのElephant Gymが連続12時間の複数の国のプラットフォームを通じて、リモート世界ツアー——「12小時的夢」を実施することを発表した。台湾時間の9:00から21:00までの時間、ノンストップで台湾、アメリカ、日本の有名音楽配信チャンネルにてリレー放送を行う。アメリカのTopshelf Recordsや日本の音楽フェスティバルであるフジロック、LINE TODAY、MTV、嘻哈龍虎門、Elephant Gymの公式YouTubeチャンネル等の合計9つの配信プラットフォームにて配信される。今回バンドは『Dreams』に収録されている全楽曲を初披露する。また、ジャンルの壁を超えたコラボとして、9m88、林生祥、九天民俗技芸団、高雄市ウインドオーケストラ、ダンサーの林素蓮が順番でライブに出演する。

 

Elephant Gymはこれまで2018年から2019年までの間に、タイ、シンガポール、マレーシア、中国、アメリカ、カナダ、イギリス、 フランス、オランダ、チェコ等の国でワールドツアーを行い、これまで20カ国近くでライブを行ってきた。今年の5月に3作目のアルバム『Dreams』をリリースしたが、新型コロナが今なお猛威を振るう状況ではワールドツアーの実施は難しく、Elephant Gymは「リモートワールドツアー」の実施を決定。連続12時間のオンラインライブという形式で各国のプラットフォームでリレー配信が行われる。ツアーの観客は自分の国のタイムゾーンで無料でライブを見ることができる。Elephant Gymはライブの時間帯によって、そのタイムゾーンの地域の言語でファンへの挨拶と曲紹介を行うため、まるで本当に世界各地をツアーしてライブが行われているように感じることだろう。イベント中は各国のレーベルにて12時間限定で特別記念Tシャツを予約購入することができる。

 

今回のオンラインライブは台湾でも特にユニークな会場である淡水の雲門劇場にて行われ、制作チームによって「夢」をテーマにした3つのステージが用意されてている。まずは緑豊かな予知夢のステージで、雲門劇場のメインステージにて撮影が行われた。ステージ上の巨大な窓ガラスから淡水の自然を一望できる。二つ目のステージは白昼夢ステージで、普段は観客が見ることができない劇場の高所にある作業用の「猫道」をインダストリアルな雰囲気のステージに改造したもので、音楽に合わせて光る照明がこのステージの最大の特徴だ。そして、明晰夢ステージは観客にとって馴染み深い観客席を逆にステージにしたもので、出演者がそれぞれ観客席に散らばって演奏を行う。舞台美術チームはベッドからアイディアを膨らませ、ステージ上に奇妙な植物や巨大なフクロウや狐、空中に浮かぶ椅子等の奇妙な風景を作り上げた。Elephant Gymのメンバーはこのステージに上がり、観客をこの12時間の夢に誘うことだろう。

 


この12時間のイベントでは、演奏曲は「中途 Midway」、「Finger」、「水底 Underwater」等の代表曲は勿論、新アルバム『Dreams』の新曲も含めた、Elephant Gymの10年間の集大成が披露される。また、様々なジャンルのミュージシャンと音楽を通じて交流し、コラボすることで、台湾のアーティストを世界に向けて紹介することは、これまでずっとElephant Gymが音楽をやる上で抱いてきた夢と信念であった。そのため、各ステージのライブでは『Dreams』でコラボしたミュージシャン達も出演する。ゲスト達はElephant Gymのこの12時間のイベントで代わる代わる登場し、ライブをさらに盛り上げる予定だ。今回ゲスト出演するのは、魂を揺さぶる女性シンガー9m88、客家語歌手の林生祥、台湾でその名を轟かす九天民俗技芸団、かつてElephant GymとMegaport Music Festivalでコラボした高雄市ウインドオーケストラ、ダンサーの林素蓮の5組である。今回のイベントでは、この豪華メンバーで台湾の音楽の力を海外の観客に届けることになる。


また、Elephant Gymは7月にも台湾各地の誠品書店を巡るミニツアーを計画しており、7月末にはフジロックへの出演も決まっている。また、今年11月には雲門劇場にて単独ライブも実施されるとのことだ。

 

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