台湾のフェスに思いを馳せる!次なる台湾への旅、台湾の音楽フェス参戦に向けて、準備は心で着々と!

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夏休みは台湾へ、連休は台湾へ、週末は台湾へ、日常的に台湾を謳歌していた日々が戻ってくることを夢見て!

日本にいても豆花や台湾カステラなどが気軽に食べられるようになった今日この頃、もう少しディープな“台湾の空気”を感じたくて、『誠品生活日本橋』へ行ってみました。

本と雑貨と美食が広々と展開される台湾名物の誠品生活がそっくり日本にやってきて、多くの台湾ファンにとって貴重な場所となったそこでは、台湾に行けない今、日本にいながら台湾を感じよう、台湾とつながろう、とさまざまな催しが行われています。去る7月には、台湾の音楽にフューチャーしたイベントや展示が行われ、台湾の人気音楽フェスを体感できるコーナーが出現しました。

店内に設置された大型液晶画面に映るのは、ステージ端ギリギリの観客のすぐそばでギターをかきならすアーティストの姿、聴こえるのはオーディエンスの歓声。東京にいても、あっという間に心は台湾のフェスに飛んで行きます。

今回の展示では台湾の3つの人気音楽フェスが紹介されました。

台湾のスーパーバンド、五月天(MAYDAY)率いるB’in MUSIC主催の都市型フェス・超犀利趴(SUPER SLIPPA)の展示では、2020年のフェスの白熱のライブ映像が流れ、通りかかる人々も足を止めて見入っていました。

五月天と世界的ピアニスト・朗郎(ラン・ラン)によるドラマティックなピアノ演奏から始まる「生命有一種絕對(命には絶対と言えるものがある」や、シンガポール出身の女性シンガー、孫燕姿(ステファニー・スン)との感動的なデュエット「温柔(やさしすぎて)」は、ボーカル・阿信の力強く優しい歌声と、今の状況だからこそ心に響くメッセージ性にあふれ、3ピースバンド・宇宙人 Cosmos Peopleの「先這様Uh(とりあえずそれで)」のパフォーマンスは、ハイで楽しそうなベースの方Q、キリっと凛々しく客席にまで目を配るギターの阿奎、気だるげでセクシーな小玉のボーカルに魅了されます。続く蕭秉治(シャオ・ビンチー)の熱いピアノ弾き語り「我好想好想你(会いたくて)」や、鼓鼓(グーグー)のドラム演奏もキュートなアガるナンバー「超展開」、そして注目度急上昇中のバンド・告五人(Accusefive)と原住民シンガー・阿爆(ABAO)による「新世界」など、オーディエンスの熱も伝わってくるライブ映像は最高!

2010年から始まったこのフェスは、台北市内で SLIPPA(スリッパ=サンダル)をはいたままMRTに乗って行けるフェスというコンセプトで、外国人にも優しい親切設計。台湾のアーティストはもちろん、flumpool、MAN WITH A MISSION、[Alexandros]など日本のアーティストも多数参加。すでに通われている方も多いと思いますが、台湾フェスデビューにはオススメです。ぜひ次回開催時には狙ってみて!

2つ目の展示は、台湾南部の港町・高雄の名物ともなった大港開唱(MEGA PORT FESTIVAL)。 壁の写真パネルで微笑むのは2021年の大港開唱に出演した徐若瑄(ビビアン・スー)。高雄出身のバンド、滅火器Fire.EXのステージ写真も並んでいました。

流れる映像は、夜の野外ステージに光るライト、鳴り響く汽笛の音、つめかけたオーディエンスの前に登場したのはワールドワイドな人気を誇る台湾発のメタルバンド、閃靈(CHTHONIC)。いまや台湾の立法委員として国政に関わるボーカルのフレディ・リムが変わらず繰り広げるド迫力のステージ、「Oceanquake震洋」「Set Fire to the Island 火焼島」などの人気ナンバーの爆音、観客のヘドバンを見ているだけでも気持ちいい!そして途中、スクリーンには時の人、台湾の天才IT大臣、オードリー・タンが出現!

音楽=人生をテーマとした大港開唱は、メジャーからインディーまで台湾の多彩な実力派アーティストの音楽を体感できる骨太な音楽フェス。実は2006年の第1回目からさまざまな日本のアーティストも参加しています。フェスの前に、地元のガイドさんの案内で船に乗って観光したり、地元の人しか知らないような朝食屋さんでローカルな朝ごはんを満喫したりできるイベントもあるとのこと。台湾第二の都市・高雄で開催され、音楽だけでなく海や台湾南部の美食も楽しめるのがうれしい!港町の魅力を最大限にいかした船の中やコンテナ置き場、大港橋の上に設置されたステージも必見です。よりディープな台湾フェス体験を考えている方は、ぜひ大港開唱へ!

そして3つ目の展示は、日本でも人気の原住民アミ族のシンガー、Suming(スミン)が立ち上げた阿米斯音樂節(Amis Music Festival)。台湾の東部、台東の都蘭の青い海と空をバックにしたカラフルな海辺のステージに心が躍ります。民族衣装を着たSumingとニューカレドニアからのゲストグループ、Lyrik Kanak Gong - JahK - Aïriddimのコラボステージの映像からは、素朴なメロディと心地よいリズム、温かく美しい歌声が響き、心をギュっとつかまれました。

このフェスはSumingが自身の故郷でライブをしたいと思い、部族の住民と共に、フェスを音楽、パフォーマンス、マーケットなど地域の文化をさまざまな方法で表現する場所とした非常に意義のあるイベント。原住民を主役として、ローカルな雰囲気としっかりした運営を両立させ、実力派原住民アーティストのパフォーマンスはもちろん、原住民由来の模様を使ってデザインしたかわいすぎるグッズやフェス飯も充実。先の2つのフェスよりは参加するのにちょっと難易度が高そうですが、しっかり準備をしていけば、台湾のさらなる魅力を実感できること間違いなしです。

そしてこの他にも、台湾では多種多様な音楽フェスが開催されています。そのうちのいくつかをご紹介しましょう。

日本にも熱いファンが多数いるバンド、滅火器Fire EX.が主催する火球祭(FireBall Fest.)は2年に1度の開催ながら、気になる豪華出演陣がズラリ。2019年に桃園国際棒球(野球)場で開催された時には、9m88、落日飛車(Sunset Rollercoaster)、大象體操(Elephant Gym)など日本でも人気の台湾アーティストが多数出演。日本からもELLEGARDEN、木村カエラなどが参加しました。

台湾でワールド・ミュージックを楽しむ、そんなフェスもあります。世界音樂節(World Music Festival @ Taiwanはワールド・ミュージックに特化した台湾最大の屋外フェスで、会場は緑が多く散歩やサイクリングも楽しめる水辺のスポット・台北大佳河濱公園。ここに大型のステージを2つとワークショップやトークショーをが行われるメインテントを設置。2019年はフランス、メキシコ、ラトヴィア、インド、エストニア、スペイン、韓国など世界中からミュージシャンが集まり、台湾の原住民シンガーや伝統音楽の楽団なども歌や演奏を披露しました。バザーでは世界各国の雑貨や美食が楽しめます。 

それから、よりローカルでよりディープなフェスを一つ。蚵寮漁村小搖滾(Small Oyster Rockは、高雄の漁港で開催される音楽フェスです。2012年より不定期開催ながら、最近、日本版アルバムをリリースした拍謝少年(Sorry Youth)や原住民シンガーの巴奈、日本の台湾イベントのステージにも出演した阿飛西雅(APHASIA)などが出演。次回開催は2022年の2月を予定!

最後には定番ともいえる、日本人のファンも多い台北・華山や、台湾のその他の都市でも開催される音楽&カルチャーフェス、Simple Life(簡単生活節)を。「素敵なものや人を集める」ことを主旨とする都市型フェスで、音楽だけでなくさまざまな分野のクリエイターたちが、それぞれの創作成果を披露する一大文化空間を出現させる人気イベントです。2020簡単生活節には、陳綺貞(チア・チェン)、痩子E.SO、張震嶽(チャン・チェンユエ)ほか豪華アーティストが出演。100個以上の様々なブランドが参加し、オリジナリティ溢れる独特の都会型ライフスタイルを生み出しました。

行きたくなるフェス、行ったことのあるフェスはありましたか?

次に台湾へ行く時、これまでと違った台湾が知りたい、ちょっと冒険してみたい!

もしそう思われたら、台湾の音楽フェス参戦に向けて、準備を心で着々と進めておきましょう!

作者