FIREBALL FEST 火球祭、ロックの風を桃園へ

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台湾初バンド自主の大型フェス、人気ロックバンド「Fire EX. 滅火器」が主催する「FIREBALL FEST 火球祭」、今年は2年ぶりで2回目開催された。開催期間は11月23日(土)、24日(日)二日間、今年の会場をFire EX.の出身地「高雄」から移され、国際空港でおなじみの桃園市内の国際野球場で行われた。

台湾のプロ野球チーム「ラミゴモンキーズ」の本拠地球場として有名である「桃園国際野球場」では初の大型ミュージックフェスティバルの「FIREBALL FEST 火球祭」が、二日間動員数万人の実績を達成した。「マイナス評価なし」と称賛された「FIREBALL FEST 火球祭」に参加してきた我々Taiwan Beatsチームは、この記事ではフェスの模様をレポートする。

入り口はラミゴモンキーズのロゴが見える。

2017年の「FIREBALL FEST 火球祭」は、世界中で大人気なパンクバンド「Sum41」、韓国のロックバンド「Hyukoh」などの豪華キャストを迎え、今年は更に規模を拡大して開催されて、期待に応えて人気アーティストを迎えた。

日本からの出演者は、約10年ぶりに活動を再開されたロックバンド「ELLEGARDEN」、「NAMBA69」と初海外出演の「木村カエラ」など。台湾の方は、金曲獎ではベストシンガー獲得したラッパーの「LEO王」、サマソニで出演され、台湾の若者たちの間でいま話題の女性シンガー 「9m88」、および、台湾を代表するヘヴィメタルバンド「閃靈 CHTHONIC(ソニック)」が登場した。

木村カエラ(火氣音樂 Fire On Music提供)

今年の「FIREBALL FEST 火球祭」は、交通系ICカード会社「悠遊卡 EasyCard」とのスペシャルコラボリストバンドを製作し、当日の出入場と飲食エリアを含め、イベント全エリアがキャッシュレス化することになり、10月中旬台北の「禾火OUT音樂節」を継いて2番目の電子決済のミュージックフェスとなった。飲食エリアは、日本国内のグルメ店舗が集結されて、日本気分を味わえる雰囲気を作られた「FIREBALL FEST 火球祭」の会場では、日本からの観客の姿が見える。

「悠遊卡」とコラボしたリストバンド

日本のグルメ店舗を中心する飲食エリア

会場内では、老若男女を問わず楽しめるために設置された「ファイアボールメリーゴーランド」とキッズエリアであり、スポンサー「TENGA」のブランドブースでコラボグッズを販売する様子も見える。

スポンサーの「TENGA」のブランドブース

ファイアボールメリーゴーランド

有料エリアの「火舞台 FIRE Stage」、「球舞台 BALL Stage」と無料エリアの「祭舞台 FEST Stage」、合計三つのステージがある。フェスの初日は霧雨が降ってきたが、ロックファンたちの熱量が冷えずに盛り上がったフロアとなった。2日目は気持の良い快晴の日となって、オーティエンスたちが思い切り音楽を楽しんだようだ。

有料ステージの「火舞台 Fire Stage」

有料ステージの「球舞台 BALL Stage」

無料ステージの「祭舞台 FEST Stage」

イベントのトリとして登場した「Fire EX. 滅火器」四人は、今年12月10日にリリース予定の新作《無名英雄》で収録される楽曲〈無名英雄〉、〈生活革命〉、および香港知名作詞人林夕(リン.シー)とのコラボ曲〈雙城記〉を披露し、台湾と香港を応援したい想いを込めて熱く歌い上げた。

トークでは、「ずっとしたかった。台湾でも一流なフェスがあること、一流な観客もいることを証明したかった!」とむせび泣きながら、スタッフと観客への感謝を語ったボーカルのSAMは、ステージ側にいる桃園市長の鄭文燦にも感謝を致した。

深くお辞儀したFire EX.メンバー四人(火氣音樂Fire On Music提供)

そのあと、SAMはセンターステージへと進み出て、明るく照らされたドーム内を見渡しながら力いっぱいのパフォーマンスを届けた。民主と自由のために戦った百年の台湾歴史を述べた最新作のコンセプトを語ったSAMは、最後に「台湾人のように胸を張って立って!そして生きろう!」と〈晚安台灣〉のフレーズを歌い、オーディエンスはその思いに応えるような大きなシンガロングを浴びた。観客がスマートフォンのバックライトの光で星空のような景色を描く中で、アンコール曲の〈長途夜車〉を歌ったあと、夜空に1分ほどの花火が打ち上がり、イベントは華やかにフィナーレを迎えた。

最後に夜空に打ち上がり花火(火氣音樂Fire On Music提供)

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テキスト.取材:KEI(東京兜圈)
撮影:Jeanie Tsai
部分画像提供:火氣音樂 Fire On Music

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